N.Nさん、17歳女性
RHさん、15歳、女性
わかっているとは思いますが、念のため…
声優=声を作って喋る ではありません。
声は、たくさんある表現方法の一つ!
声に関する悩みや質問をたくさんもらいます。
声優にとって、声は武器。
当然、発声練習などいっぱい練習しなくてはいけません。
ただ、忘れちゃいけないのが
声優は、お芝居をするのが仕事です。
みんな、ぼくの動画をずっと見てくれているからわかっていると思いますが、
声を作って出す=声優の仕事
ではありません。
それをわかった上で、アドバイスしますね。
声優は色んなキャラクターを演じます。
動物だったり、モンスターだったり、人間じゃない役を演じることも多いです。
どんな役を演じる時でも大事なのが『リアリティー』
本当にその役が存在しているように、視聴者に感じてもらわないといけません。
結局、一番大事になってくるのが
『表現力』です。
音域が狭くても、他の方法で素晴らしい表現、リアリティーのある芝居ができていれば問題ありません。
ただ、みんな最初から凄まじい表現力を持ってるとは限りませんよね(笑)
そういう人の方が少ないです。
だから、表現力を少しずつ磨いていくんです。
養成所に通っている人は聞いたことあるかと思いますが…
・音の高低
・音の強弱
・緩急
・間
・音色
いろんな方法を使って、セリフを表現豊かにしていきます。
なので、音域が広い方が表現力がアップするし、トレーニングしたほうが有利です。
声帯を動かす筋肉を鍛えれば、声は自由自在に使えるようになりますよ。
最初の質問の
声優は声を作って出すけど、演劇では声を作って出してはいけない、と言われたことがあるのですが、演劇と声優の声の出し方はやはり違うのですか?
ですが…
答えは、イエスでもありノーでもあります。
声優の中でも、声を一切変えない方もいますし、声の仕事のジャンルにもよります。
声優だから○○だ。舞台だから××だ。とはっきり決められるわけではありません。
声優も俳優です。
ただ、声優はマイク前でセリフを喋りますし、舞台は目の前にお客さんがたくさんいて芝居します。
『録音』と『生の舞台』という部分で、声の出し方に違いはあると思いますよ。
声を変化させることは、キャラクターにリアリティーを持たせるため、表現を豊かにするため。
声を変化させることが目的になってはいけない。
コメントを残す