K 10代 女性
キャラを立たせるためには高低の使い方や声質などが大切になると思うのですが、アニメなどの台本では実際には存在しない生き物なども多くいると思います。その場合はどのようにして声や高低の使い方を決めているのでしょうか
答え:『想像力』『発想力』で、自分で好きなように決めているよ。
Twitterでも言ったけれど、日本の学校教育に慣れていると『正解』を求めがちになります。
『正解の演技はなんだろう?』
『こういう表現をしたいとき、どうやるのが正解なんだろう?』
でもね、演技ってそもそも正解はない。
自分で、自由に決めていいんだよ。
✅具体的にキャラクターをイメージして、アイデアを出す。
つまり、『想像力』と『発想力』が大事なんだ。
アイデアを出すことが面白いし、
自分の表現が「そのキャラクターに合っている」と視聴者から評価されるのもまた嬉しいはず。
✅もっと面白い表現はないかな?
✅こういう表現をしたら、よりキャラクターの特徴を表現できるんじゃないかな?
よく話しているけれど、やっぱり『分析・研究』が大事になってくる。
声優界のレジェンド 野沢雅子さんの有名な話。
『あらいぐまラスカル』でラスカル役を演じることになって、動物園に1週間くらい通って『アライグマの鳴き声』を研究しに行ったらしいです。でも、アライグマは全然鳴かない。
結局、見ていたテレビ番組内で一声だけ鳴いた声を参考に、イメージを膨らませてラスカル役を演じた。
アライグマは実在する動物だけれど、どんなキャラクターでも取り組み方は一緒です。
何か参考にできるものがないか探して、研究する。
そこからイメージを膨らませて、アイデアを出して表現する。
『テクニック』ではなく、『発想力』『想像力』『分析力』が大事だよ。
そのためにも、普段から役作りの参考になるものはないかと意識するのは大事。
インプットしていこう!頑張って!
日向に質問や相談をしたい人はここに送ってね。
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