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このは 20代 女性
養成所で「声が大きい」と、逆に叱られてしまいました。先生によって教え方が違うのはもちろんありますが、今まではどの声優さん、俳優さんもみんな声を大きくと仰ってました。しかし最近は指摘される内容が全て声が大きい事です。今の時代では求められていないと言われてしまいました。「大は小を兼ねる」と言いますが、今はもうアフレコではもちろん、スタジオでのレッスン等でも声は小さい方がいいのでしょうか。
結論から言うと、声量はあった方がいいよ。
ただ、昔と今では求められているものが変わってきているんだ。
日向翔梧
昔と今の違い~
昔は、マイクの性能が今ほど良くなかった。
だから、しっかりと声を出せないといけなかったんだ。
しかも、声優という仕事は、
舞台をやっている役者が、アルバイトとしてやるものだった。
普段、舞台をやっている人たちばかりだから、その人たちの発声が基準になるよね。
パワフルに、しっかりと演じる方が多かったから
基本的に、大きい声が求められていた。
でも今は、マイクの性能がものすごく高くなって、
小さな息までしっかり拾ってくれるようになった。
声を抑えた方が、セリフのニュアンスは乗りやすい。
さらに流行りもあって、大きな声はあまり求められなくなった。
じゃあ、声は小さくていいの?
そんなことありません。
アクションの多い作品で、必殺技を決めなければいけない時、
声が小さくて細かったら、カッコ悪いよね 笑
大は小を兼ねる。
しっかり大きな声は出せた方がいいです。
え?じゃあ、その先生が言ってたことは間違いなの?何が正しいの?
と、混乱してしまうと思いますが、
今まで教わった先生たちみんな、言ってることは正しいんです。
整理しましょう。
今まで教わった『声を大きく』理論の先生たちの考え
理由は、大きく2つあります。
①小さい声しか出せないと、収録などで大きな声を要求された時に応えられない。
→しっかり声を出せるように、トレーニングしてもらいたい。
②初心者は
・棒読みになりやすい
・エネルギーが足りない
・お客さんに伝わりにくい
→これを解消するために、大きな声を出して、しっかり芝居してもらおうと考えている。
『声を大きく』理論の先生たちは、下の図のように
最短距離を通って完成形を目指してはいないんだ。
練習①をしたり、練習②をして、完成形と離れたことをさせることによって
『演技の引き出し』を増やしたり、『対応能力』を上げて欲しいと考えてる。
最短距離を通るよりも、そのほうがメリットが大きいからね。
大きな声を出して、芝居する=現場で求められているもの(完成形)ではない。
けれど、それをすることでメリットがたくさんある。
具体的には
✅必殺技をかっこよく言えたり
✅対応能力がアップする
✅芝居の熱量がアップ
✅芝居の内容も濃くなる
から、そう指導しているんだ。
さらに、大人になってくると日常生活の中で大きな声を出すことも減ってきて、だんだん喉の筋肉が衰えてくる。
だから、
✅発声のトレーニングにもなる。
やっぱり、メリットが大きいよね。
『声は大きく出さなくていい。今の時代では求められていない』理論の先生の考え
『完成形』をやってほしい。収録現場で通用するセリフを求めているんだ。
だからまず、『声は大きく理論の先生』から、
遠回りしながらも、いろんなメリットを得ながら指導してもらった上で、
今の『声は大きく出さなくていい理論の先生』から教わって、
より完成形に近いセリフの指導をしてもらう。
これは、素晴らしいルートだと思うよ!
さて、『声は大きく出さなくていい理論の先生』の考えをもう少し話してみよう。
声を大きく出すことで、よく陥りがちなのが
声を大きく出すことに力を全て使ってしまって、芝居の中身がなくなってしまうこと💦
だから、『声は大きく出さなくていい理論の先生』たちは、
力を抜いて、芝居することで、より伝わる演技になると指導しているんだと思うよ。
勘違いしないで欲しいのは、
初心者がいきなり力を抜いて喋ったら、ひどいことになるよ 笑
ちゃんと声を出して、大きく芝居する練習をしたからこそ、力を抜いても伝わる演技になるんだ。
どちらのタイプの先生も、求めているものは同じ、
『伝わる演技』 だよ。
今、「伝わる演技」をするために求められているのは、
力押しではなく、ちゃんと『芝居の中身』があること。
それが、聴いている人に、より一層伝わる演技だと思うよ。
伝わる演技にするためにはどうしたらいいか、研究してみてね。
頑張って!
日向に質問や相談をしたい人はここに送ってね。
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