声優志望の初心者が演技で下手に見える理由と改善方法を解説するコラムのイメージ。感情表現に悩む声優の姿。

🎤はじめに

声優を目指して演技の勉強をしていると

「もっと感情を込めて」「もっと気持ちを乗せて」

と先生に言われてしまった経験はありませんか?

一生懸命やっているのに「下手に聞こえる」と言われる…。

そんな悩みを抱える声優志望者はとても多いです。

この記事では、演技初心者が陥りがちな原因とその改善方法を解説します。

査定やオーディションを突破したい方は、ぜひ最後まで読んでください。

🎭 演技が下手に見える一番の理由

結論から言うと、

セリフに書かれている言葉と同じ感情をそのまま乗せてしまうことです。

例えば次のセリフを読んでみてください。

「大きな建物だ」

「小さい人形だ」

初心者の多くは「大きな=大きく」「小さい=小さく」と、

セリフの言葉のままの感情を声に乗せてしまいます。

しかしこれでは、伝わる情報が「大きい」「小さい」だけに限定されてしまうのです。

その結果、情報量の少ないつまらない演技になってしまいます。

💡 情報量が少ない演技はなぜダメなのか?

観客や視聴者が楽しめるのは、想像が膨らむ演技です。

例えば

「大きなリンゴ」と言われたときと、

「大きくて真っ赤でツヤツヤ、切った瞬間に蜜があふれる甘いリンゴ」

と言われたとき、後者の方がイメージが鮮明に浮かびますよね。

演技も同じで、情報量が増えるほど観客の想像力が刺激され、共感が生まれます。

逆に情報が少ないと「この人は大きさを強調してるだけだな」と感じさせてしまうのです。

🎯 情報量を増やす演技のコツ

改善のポイントはシンプルです。

👉 セリフの情報と感情の情報を別にすること。

例えば「大きな建物だ」というセリフなら…

  • 圧倒されている
  • 高さに引いている
  • かっこよさに感動してテンションが上がっている

など、役がその建物をどう感じているかを加えるだけで、

伝わる情報が一気に増えます。

これを意識することで、初心者でも演技の質がグンとアップします。

💕 分かりやすい例:ツンデレキャラ

「バカ!」というセリフをツンデレキャラが言うとき、

文字では罵倒ですが、感情には「本当は好き」という情報が乗っています。

セリフと感情の距離があるからこそ、

「素直になれない子なんだな」と観客の想像が膨らみ、キャラが魅力的に見えるのです。

これが “セリフと感情の情報をずらす”演技の効果 です。

🌱 初心者が最初に取り組むべきこと

いきなりツンデレのような複雑な演技をする必要はありません。

まずは次のことを意識してみましょう。

  • 役が「目の前のものをどう思っているか」「どう感じているか」を考える
  • セリフの文字情報と違う感情を意識してみる
  • 想像力を使い、観客の心を動かすことを意識する

これだけで演技の印象は大きく変わります。

✅ まとめ

  • 下手に見える原因は「セリフ通りにしか感情を乗せられていない」
  • 情報量が少ない演技は観客の想像をかき立てられない
  • セリフと感情を別にすることで演技の魅力がアップする
  • 初心者は「役がどう感じているか」を意識することから始めよう

演技は奥深く、すべての人に当てはまる特効薬はありません。

しかし、この「情報量を増やす意識」だけで、演技は確実にレベルアップします。

査定やオーディションに臨む声優志望の皆さん、ぜひ今日から取り入れてみてください。

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