
なぜ声優に滑舌が重要なのか
- セリフが聞き取りにくいと、作品のクオリティに直結する
- ナレーションや吹き替えなどは特に「明瞭な発音」が求められる
- キャラクターの感情表現にも滑舌の良さが関わる
声優の仕事は「正確に、魅力的に言葉を伝える」こと。
どんなに演技力があっても、滑舌が悪いとオーディションで落とされてしまう可能性もあります。
滑舌が悪くなる主な原因とは?
滑舌が悪いと感じる場合、次のような原因が考えられます。
- 舌や口まわりの筋力不足(口元のまとまりがない・舌が動かない)
- 歯並びや舌の位置のクセ(構音障害の可能性も)
- 母音・子音の発音があいまい(特に「さ行」「た行」)
- 呼吸が浅く、声がこもる(音が響かない)
- 緊張による早口・噛み癖
これらは、日々の練習や筋トレで十分改善が可能です。
滑舌を良くするために必要なのは、まず「自分の口の中と向き合うこと」です。
「滑舌」という漢字は「滑らかな舌」と書きます。その言葉の通り明瞭な滑舌には舌の動きが重要!
しかし、舌の大きさや厚さ、長さは人によってまったく異なります。
誰かと同じ練習をしても、うまくいかないことがあるのは当然です。
大切なのは、「なぜ言いにくいのか」「どの音が苦手なのか」を自分で観察すること。そこから初めて、改善の糸口が見えてきます。
滑舌改善の第一歩|自分の舌と向き合う練習法
滑舌が悪い原因のひとつに、舌の筋力不足や、正しい舌の位置を維持できていないことがあります。
まず、自分の舌の状態を確認してみましょう。
- ✅ 上顎の「スポット(前歯の裏あたり)」についている → 正常
- ❌ 下に落ちている・口の中でダラッとしている → 筋力不足の可能性
✔ 自然に口を閉じたとき、舌はどこにありますか?
舌が正しい位置(スポット)に収まっていないと、舌の動きが鈍くなり、発音が不明瞭になったり音がこもったりします。
次の練習で、舌の筋力と正しい位置の感覚を鍛えましょう。
練習①:舌のポジションチェック
鏡を見ながら、自然に口を閉じ、舌先が上顎の前歯の裏にピタッとついているか確認。
この位置を「スポット」と呼び、ここが舌のホームポジションです。
練習②:ポッピングトレーニング
口を軽く開け、舌全体を上顎につけて、勢いよく「ポンッ」と音を鳴らす練習(10回×3セット)
舌の吸着力と筋力を鍛えるトレーニングです。
練習③:舌回し体操
口を閉じた状態で、舌で歯茎をなぞるようにゆっくり1周(右回り→左回り)
- 1回10秒を目安に、1日3セット
- 舌の柔軟性・筋持久力がアップ
- 小顔効果も期待出来ます!
練習④:スポットキープ&舌の筋トレ
1分間、口を閉じたまま舌先をスポットにつけて静止。正しい舌の位置を身体に覚えさせます。
そのまま力を加えて上顎を押し上げるように10秒キープ。その後舌を上につけたまま力を抜いて脱力させましょう。
電車の中や空き時間など思い出したときにこまめにやるのがポイント!
慣れてきたら押し上げる時間を長めにとってみると良いでしょう。
練習⑤:母音発声 with 舌の意識
「あ・い・う・え・お」を発声するときに、舌先の位置や舌の盛り上がりがどうなっているかを意識。
各母音での舌の位置を記録し、自分のクセを分析することで、より明瞭な発音が可能になります。
母音は50音の要!まずは母音をはっきりと発音できるようになりましょう。
YouTubeショートでも母音について話しています。1分で見られるので、ぜひチェックしてみてください👇
補足:舌トレを効果的にするためのポイント
- ✔ 鏡で口の中を見ながら行う
- ✔ 録音して舌の位置と発音の関係を確認する
- ✔ 毎日継続する(5分〜10分でOK)
まとめ|滑舌改善は「舌トレ」から
滑舌に悩んでいるなら、まずは自分の舌の位置や動かし方を観察し、正しい筋トレを取り入れることが大切です。
舌は「意識しなければ一生動きが変わらない」器官。向き合うことで、確実に滑舌は良くなります。
声優を目指すなら、滑舌の改善は避けて通れません。
しかし、滑舌は才能ではなく「トレーニングで鍛えられるスキル」です。
毎日の練習を習慣にし、少しずつ改善を積み重ねていきましょう。
あなたの「声」が武器になる日が、きっと来ます。
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