
①自分の感情の動きを自覚すること。
②舞台を観て、大きな芝居、エネルギーを使った芝居に触れること。
じゃあ、詳しく話していくね。
まず①番。
「どう動かしたら」とおっしゃいましたが、普段生活をする上で、
人は起きている間、
次に②番。
養成所にまだ通っていない子たちのために簡単に説明するね。
養成所の先生たちは、ほとんどが役者です。養成所によっては、演出家さんだったり、音響監督さんやディレクターさんだったりすることもあるけれど、一番多いのが役者です。
声優=アニメ声優のイメージが強いけれど…元々、声優というのは役者の仕事の一部なんだ。
だから、今、先生をやっているほとんどの人が、声優であっても舞台を経験している人が多いんだよ。
役者の先生がよく言うアドバイスに『もっと芝居を大きく』『もっと感情を動かして』『もっと派手に演じて』というのがあるよ。
みんなが思っているより、
・表現するというのはエネルギーを使うこと。
・自己満足でなく、人に伝わるような芝居をするというのは、表現力がいること。
なんです。
じゃあ、どうしたら解決するのか?
『舞台を観てください。』
できたら、生で観てほしいけれど…今は、配信でやってるところもあるから、劇場に行ったことがない人も観やすいと思うよ。
朗読劇は、マイク前の芝居になるので、朗読劇以外の身体を動かしている舞台がいいな。
(もちろん朗読劇も勉強になるけれど、今回のお悩みの場合によりふさわしいのはってことね。)
舞台というのは、たくさんいるお客さんの目の前で芝居をしないといけない。
一番後ろの席にいる人にまで思いが届かないといけない。
だから生の舞台の迫力を感じたら、自分の芝居との差が明確にわかると思う。
できたら、たくさん観てほしい。そして、たくさん感動して、たくさん共感して、感受性を強くしていってください。
心が大きく動く機会を増やすのが大事です。
声優の先輩たちは、しょっちゅう舞台を観に行っているよ。
それだけ生のお芝居に触れることは大事なんだ。
オーディション、進級審査前で焦ると思うけれど…今できることをやるしかない。がんばって!
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