養成所の先生に自分の気持ちを大きく動かして!と言われました。
動画でも少し上がっていましたが具体的にどう動かせば良いのか分かりません。
こんな事を言われるくらいのお芝居しか出来ていない私が本当に悔しいです。
オーディションや進級審査まで後もう少しです。
それまでに基礎を固め自分の心を動かし見ている方たちの心も動かせられるくらいのお芝居がしたいです。
ずっと考えて悩んでいたのですが、あまり分かりませんでした。
私はお芝居が楽しくて大好きなので、もっと頑張りたいです。
何か少しでもアドバイスなどあればよろしくお願いします🙇♀️
日向からのアドバイス
①自分の感情の動きを自覚すること。
②舞台を観て、大きな芝居、エネルギーを使った芝居に触れること。
じゃあ、詳しく話していくね。
まず①番。
「どう動かしたら」とおっしゃいましたが、普段生活をする上で、全く感情が動いていないという人はいません。
人は起きている間、ずっと感情が動き続けています。
感情が動いている自分に気づいていないだけです。
(もし仮に動いていなかったら、24時間ずっと、瞬き一つせず、ぼーっとしているはずです。笑)
なので、普段の自分の感情を自覚するところから始めましょう。
次に②番。
養成所にまだ通っていない子たちのために簡単に説明するね。
養成所の先生たちは、ほとんどが役者です。養成所によっては、演出家さんだったり、音響監督さんやディレクターさんだったりすることもあるけれど、一番多いのが役者です。
声優=アニメ声優のイメージが強いけれど…元々、声優というのは役者の仕事の一部なんだ。
だから、今、先生をやっているほとんどの人が、声優であっても舞台を経験している人が多いんだよ。
役者の先生がよく言うアドバイスに『もっと芝居を大きく』『もっと感情を動かして』『もっと派手に演じて』というのがあるよ。
みんなが思っているより、
・表現するというのはエネルギーを使うこと。
・自己満足でなく、人に伝わるような芝居をするというのは、表現力がいること。
なんです。
じゃあ、どうしたら解決するのか?
『舞台を観てください。』
できたら、生で観てほしいけれど…今は、配信でやってるところもあるから、劇場に行ったことがない人も観やすいと思うよ。
朗読劇は、マイク前の芝居になるので、朗読劇以外の身体を動かしている舞台がいいな。
(もちろん朗読劇も勉強になるけれど、今回のお悩みの場合によりふさわしいのはってことね。)
舞台というのは、たくさんいるお客さんの目の前で芝居をしないといけない。
一番後ろの席にいる人にまで思いが届かないといけない。
だから生の舞台の迫力を感じたら、自分の芝居との差が明確にわかると思う。
できたら、たくさん観てほしい。そして、たくさん感動して、たくさん共感して、感受性を強くしていってください。
心が大きく動く機会を増やすのが大事です。
声優の先輩たちは、しょっちゅう舞台を観に行っているよ。
それだけ生のお芝居に触れることは大事なんだ。
オーディション、進級審査前で焦ると思うけれど…今できることをやるしかない。がんばって!
声優志望者が演技で感情出せないのは演じ方の問題ではない!
演技で大きく感情が出せない原因は???
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